ピック病はあまり聞かれない痴呆疾患ですが、アルツハイマー病と並んで代表的な認知症の一種です。
ピック病の特徴としては、痴呆、性格変化、言語機能障害があります。最初のころはどちらかというと痴呆ではなく性格変化や言語機能障害が出現してきます。どういう風に性格が変わってしまうのかというと、非常識的な行動が目立つようになり、反社会的な行為も多くなってきます。
言語の機能の問題とは、言葉の意味がわからなくなるという語義失語という症状が多くなります。また意欲低下も見られます。
さらにピック病が進行していくと、なにを聞いても適当に対応してしまうようになったり、同じ返事しかしないなどといった症状が目立つようになり、最後に痴呆が目立つようになります。
脳の機能でいえば、脳の前頭葉とか側頭葉といった部分の血流の低下や、委縮がCTやMRIなどを見るとわかります。
ピック病の経過は、数十年くらいかけて徐々に進行していくようです。
意外と知られていない名前ですが、初老期痴呆では代表的なものです。ただアルツハイマー病や脳血管性痴呆よりはまれな痴呆疾患です。

