アルハイマー型痴呆


アルツハイマー型痴呆は、認知症の中でも最も多いとされる原因不明の痴呆性疾患です。初老期に起こるアルツハイマー病と老年期に起こるアルツハイマー型老年痴呆に分けられます。

ほとんどは遺伝とは関係なく、まれに家族性のものがあって、いくつかの遺伝子異常が発見されています。

記憶障害で発症し、徐々に人格変化などが進行していきます。一般には3つの時期に分けることができます。

<1期>
痴呆は軽度であり、しばしば物盗られ妄想や意欲障害がみられますが、身の回りのことは自立しています。

<2期>
痴呆が進行して、話のまとまりが悪くなり、衣類の着脱ができなくなったり、今までできていた行為がうまくできなくなったり、トイレや自分の家がわからなくなります。この時期には、日常生活で様々な介護が必要になってきます。

<3期>
痴呆が高度になって、発語や自発性が乏しくなり動作もゆっくりになり、全面的に介護が必要な状況で、最終的には寝たきりになります。


発症しても7年から10年までの経過をたどります。
まだ治療法がないものの、アルツハイマー型痴呆の治療薬として、塩酸ドネペジルが使用可能に10年ほど前になりました。
ですが、これは痴呆を遅らせることはできても、根本的に痴呆を防ぐことはできません。